なぜホームページにも「大掃除」が必要なのか？

ホームページは、いわばインターネット上の「会社の顔」であり「玄関」です。玄関が汚れていたり、案内板が古いままだと、お客さまはどんな印象を受けるでしょうか？

• 「この会社、ちゃんと営業しているのかな？」と不安になる
• 情報が古く、信頼できないと感じる
• 使いづらくて、欲しい情報にたどり着く前に離脱してしまう

こんな状態では、静かにチャンスは去っていきます。年に一度、ホームページの健康状態をチェックし、不要なものを整理整頓することは、来年の売上を守り、育てるために不可欠な作業なんです。

ホームページ大掃除セルフチェックリスト7選

さっそく、あなたの会社のWebサイトをチェックしてみましょう。

1. 【基本のキ】会社概要や営業時間は最新ですか？

   意外と見落としがちなのが、基本的な会社情報です。「役員が交代した」「移転して住所が変わった」「年末年始の営業時間が通常と違う」など、情報が古いままだとお客様に多大な迷惑をかけてしまいます。フッターに記載されたコピーライトの年号（© 2024など）も、来年のものに変える準備をしておきましょう。

2. 「お知らせ」が去年で止まっていませんか？

   

   最新のニュースが1年以上前だと、訪問者は「このサイトは放置されているな」と感じ、会社自体の活気がないように見えてしまいます。せめて年末年始の休業案内だけでも更新しておくと、サイトが管理されている印象を与えられます。

3. リンク切れという「ホコリ」は溜まっていませんか？

   クリックしたのに「ページが見つかりません（404エラー）」と表示されると、ユーザー体験を大きく損ないます。社内ページのリンクはもちろん、外部サイトへのリンクも切れていないか、主要なページをいくつかクリックして確認してみましょう。

4. スマホで見たとき、デザインは崩れていませんか？

   今や、Webサイト閲覧の半分以上はスマートフォンからです。PCではきれいに見えても、スマホでは文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりしないか、必ずご自身のスマートフォンで主要なページをチェックしてみてください。

5. お問い合わせフォームは、ちゃんと動きますか？

   Webサイトの心臓部とも言えるお問い合わせフォーム。実際にテスト送信してみて、「ちゃんと管理者宛にメールが届くか」「自動返信メールは送信されるか」を確認しましょう。これが機能していないのは、お店の電話線が切れているのと同じくらい致命的です。

6. 表示速度は遅くなっていませんか？

   ページの表示に3秒以上かかると、多くのユーザーは離脱してしまいます。特に画像の多いページが重くなっていないか確認しましょう。GoogleのPageSpeed Insightsなどのツールを使えば、無料でサイトの速度を計測できます。

7. SSL化（https=）はされていますか？

   アドレスバーに「保護されていない通信」などと表示されていませんか？これは、サイトがSSL化（通信が暗号化）されていない証拠で、ユーザーに不安を与えるだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。今やSSL化はWebサイトの常識です。

セルフチェックで問題が見つかったら？

もし、このチェックリストで一つでも問題が見つかったら、それはWebサイトが助けを求めているサインです。

簡単なテキスト修正であればご自身で対応できるかもしれませんが、「表示速度の改善」や「SSL化」「スマホ対応」といった専門的な問題は、プロに任せるのが一番の近道。無理に自分で解決しようとすると、かえってサイトの状態を悪化させてしまう可能性もあります。